冬の厳しい寒さの中、朝6時に起床し、家の近くにある神社まで散歩する。
毎朝の散歩が習慣化していく中、もう少し早く起床してみたくなってきた。
早起きにトライするというのが理由ではなく、散歩の後、帰宅して本を読んでいたのだが、もう少し本に向き合う時間が欲しかったから。
朝はとても貴重な時間。
電話もラインも来ないので、本に集中出来る。
よし、起床時間を5時半にしてみよう。
2018年の6月ころだっただろうか。
寝る前に目覚ましをセットして就寝。
そして午前5時半に目覚ましが鳴る。
たった30分早く起きるだけ。
でも、正直、キツかった。
頭と身体がまだ寝ているのだ。
でも、1度決めたこと。
床から抜け出し、着替えを済ませ、いつものように神社へ向かう。
たった30分。
でも、すれ違う人の数が違う。
朝6時台と比べるとかなり少なくなる。
すれ違う人が少ないので、より散歩に集中出来る。
とても快適に感じた。
朝5時半に起床する事にも慣れ、迎えた夏。
2018年の夏は酷暑と言われ、とても暑い日が続いた。
朝5時半に家を出ても、少し歩くと汗ばむほど。
でも、歩いている間に感じる心地よさ。
帰宅したあと、じっくりと本と向き合える楽しさが、夏の暑さを
忘れさせてくれた。
仕事柄、夏場はとても忙しいのだが、夏バテする事もなく、酷暑
と言われた夏を越えることが出来た。
そして2018年9月。
「よし、起床をもう30分早め、5時に起床することにしよう」
そう決めた。
仕事量が増えてきて、それはとても嬉しい事ではあるのだが、夜まで
ダラダラと仕事をしていたくなかった。
朝の読書を通して学び、実感したのだが、朝は集中出来るのだ。
散歩を終え、帰宅したあと、読書の前に少し仕事をしてしまおう。
そう思ったのだ。
朝5時に起床し、神社へ散歩。
5時半帰宅し、仕事を始める。
メールのチェック、必要であれば回答を済ませる。
仕入先へ発注があれば、内容をまとめてメールやファックスを送る。
それらの作業が実にしなやかに済ます事が出来るのだ。
朝早くに作業を終わらせる事のアドバンテージは午後になるととても
大きな恵みを感じさせてくれる。
16時半、17時には大方の仕事が片付いてしまうのだ。
仕事が終わればPCをダウンさせ、横になって本を読む。
本屋へ出かける。
夜は仕事から離れ、本を持ってショッピングモール内のスタバで本を
読んだりも出来る。
気持ちと時間に余裕が出来るので、身近な人、私の場合は同居してい
る母親への接し方が変わる。優しくなれるのだ。
自分が満ちてくると余裕が生まれ、優しさを持って家族や知人と接す
ることが出来るようになる。
これも早起きをする中で学び、実感出来たこと。
そして、この早起きの習慣が、私とヨガを引き合わせる事になっていく。