不満を抱きつつも現状維持を選択していた自分

こんにちは。

前々回の記事からの続きです。

当時の取引先の何軒かは付き合いが長く、取引をする前から顔見知りだったお客さんもいて、しばらくは問題なく取引をする事が出来ていました。
問題がないどころか、彼等から多くの情報提供やアイディアをいただき、プラスの面もありました。

ただ、月末になるとメールで「支払えない」「もう少し待って欲しい」との連絡をもらう事が多く、また、いつ支払ってくれるか明確な日にちが分からないような内容。

支払いをしないという取引先はなかったのですが、こちらも仕入がありますし、きちんと支払いをしてくれる他の取引先向けに提案をして、会社の売上をもっと増やしたいのに、資金繰りが読めない状況にイライラが募っていました。

また、仕入先の玩具問屋さんでこんなとろこもありました。

私の業界では通常、月末に仕入れたものの合計金額を翌月の末に支払うとい流れが多いので、仕入先に対しても、卸先に対しても同じ条件で取引をしてもらっています。

新規仕入先などに対しては、信頼と実績を積み上げる必要があるので、まずは現金先払いでの取引、3ヶ月から半年ほど定期的な発注を継続し、掛け売りでの交渉をする。

玩具問屋さんは私のサラリーマン時代の上司だったのですが、徐々に経営状況が傾き出していました。

既存の仕事に拘らず、新しい仕事、新しい取引先を開拓した方が良いのでは?と何度もアドバイスをしましたが、「新しい取引先を作っても、こんな時代だから、いつ倒産されるか分からない」との一点張りで、全く聞く耳を持ってくれませんでした。

ある日電話があり、「すまん、会社にお金がない。支払いを前倒してくれないか?」との内容。

月末に払う予定で動いているのに、月が明けて10日もしないうちに支払いの催促。
困った話でしたが、サラリーマン時代からのお付き合い。
たくさん、お世話にもなってきました。

仕方なく彼の要求に応えて支払いを済ませました。

「ありがとう、助かるよ!」と何度も言ってくれ、私も安心しましたし、良かったと思いました。

でも、これが相手を勘違いさせてしまうことになってしまいました。

彼は新たな仕事を開拓することがないまま、彼の経営は徐々に傾いていきます。

支払いに充てる資金が不足する度に電話があり、私の買掛金の支払いを早めるよう要求をしてきます。

たまに彼のオフィスにお邪魔するとネットを見ていたりして、必死な状況は伝わってきません。

ナゼ、何のアクションも起こさないのだろう?

仕入先からの買掛金が早まり、卸先からの売掛金の回収が遅れる。

迷惑を掛けてくる方は困った時は必死ですが、のど元過ぎればなんとやら。。。また普通に、何の方策、工夫もなく、これまで通りの仕事をただ継続しているだけ。

何も考えずに、自分勝手に平気で取引条件を変えてします。

こんなこといつまでやるのだろう?
と、自問自答の毎日。
でも、私も相変わらずアクションを起こさない。
決断を下せないまま時間だけが過ぎていきました。

そんな毎日を過ごす中、自分の生活リズムや習慣を変えてみたら、環境も変わるのではないか?と思うようになりました。

ネットや本で某社の経営者は朝5時に起床し、7時にはオフィスに来て仕事を始めている。他の某社の経営者は。。。。なんて記事を読んだ事がキッカケでした。

理由はただ「なんか良さそう」と思ったから。

すぐにでも出来る「早起き」から始めてみよう。
お金が掛かる訳もでないし。。。

そんな単純な動機で早起きをするようになりました。

続く

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です