こんにちは。
10連休が明けた週。
長い休みの間に仕事が溜まっていた人、連休中も忙しかった人。
十分な休暇が取れた人。
人それぞれの過ごし方をしたのではないかと思う。
どのような過ごし方をしたとしても身体に疲れを感じている人は多いことでしょう。
そんな1週間を過ごしたあとに迎えた金曜日。
リラックス系のヨガクラスに参加してきた。
インストラクターさんは身体に詳しく、ポーズが身体の度の部分にどう効いて、どのような効果が得られるのかを分かり易く説明してくれる。
15人ほどの参加者中、私以外の全員が疲れを感じているという状況もあり、脳を休める事に意識を向けた内容となった。
とても便利な時代に生きている。
移動は電車やバス、車。
短時間で遠距離移動が出来る世の中。
運動不足解消が叫ばれるくらい身体の負担が少なくなっている筈なのに、なぜか疲れを感じている人が増えているそうだ。
仕事や人間関係、家庭環境。
仕事中もオフの時間もゲームやSNSでネットに繋がり、人の評価や優劣に気を使う毎日。
身体というより脳が疲れているのではないか?とインストラクターさん。
ヨガのクラスの間でも「うまくポーズを決めたい」「今日は身体が思うように動かない。どうしてだろう?」など、人それぞれではあるが、何かを考えたり解決しようとして脳はフル稼働してしまう。
私も「ヨガが終わったら仕事に戻ろう」とか「自分の目標って何だろう?」なんて考えながらヨガに取り組む事もある。
これはこれで良い答えに出会えたりもするのだけど。
脳が働いてしまうのは仕方がないのだが、その負担を少しでも減らしてみようという話であった。
ポーズを決めている最中、様々な考えや思いが浮かび上がるけど、「そう感じている自分を受け入れる」「そう考えている自分を受け入れる」それだけで十分。
それが難しかったりするのだけど、私は呼吸に集中し、やや俯瞰した場所から自分を眺めるような感覚でヨガに取り組んでみた。
意識的に自分がボ~とした状態にしたかったので、視線を窓の外に向けてみたら、これが良い作用をもたらしてくれた。
インストラクターの声を聞きながら、窓外の空を眺め、自分の呼吸に耳を澄ます。
インストラクターの姿を見る事が出来ないので、時々ポーズを間違えていたと思うけど、そんな事はどうでもいいや!と思いながら、ポーズを取っていく。
時間の経過と共にとても心地よくなっていく。
このクラスでは難易度の高いポーズは取らないのだが、今日はとてもゆっくりと優雅なポーズが多かった。
クラスの終盤、ボルスターという棒状のクッションに背中を乗せ、腕と方をだらりと下げて胸を開くポーズを取ったのだが、これが特に気持ち良かった。
もう少しで寝る寸前。
そして仕上げのシャバーサナヘ。
「死体のポーズ」と呼ばれるポーズで、どのクラスでもこのポーズを最後に取ってクラスが終わる。
ただマットの上に仰向けに寝るだけ。
意識的に呼吸することなく、ただただ寝る。
5分程度の短時間だが、意識が半分以上飛んでしまうことが多いのだ。
今回も同様、意識が遠くなってしまった。
脳が何かを意識したとしても触れずにしておく。
そうすることで脳も解放されるのだろうか?
多くのタスクを1度にこなすことを嫌う、マルチタスクで働くと脳が疲労するとも聞く。
脳の働きを止める事は出来ないし、そんなことをしたら大変なことになってしまう。
呼吸すること、ポーズを取ること、五感を通して何かを感じること。
タスクを絞り込み、脳が淡々と過ごせるようにしてあげる。
結果、脳のストレスが解消するのかも。
私の場合はヨガだけど、流れる川を眺めたり、芝生や公園のベンチで横になり、ただ空を見上げたり、目をつぶり耳を澄ませて周囲の音を受け止める。
そんな時間を持つだけでも、もしかすると脳をリラックスさせることが出来るかも。
結果、蓄積した疲労、そう感じてしまっている疲労感から解放される。
ボケ~とする時間。
短時間でも良いので日常に取り入れてみては如何?