瞑想を習慣化 1

私が通っているヨガスクールでは様々なクラスがあり、目的や修練度、気分によってクラスを選択、受講することが出来ます。

通い放題会員の私は興味の赴くまま、気の向くまま、幾つかのクラスを定期的に参加しています。

1ヶ月ほど前から朝の習慣として生活に取り入れるようになった瞑想もそのひとつ。

スクール入会の前、クラスの内容の説明を受け、スケジュールを渡された際に目に止まったのが「瞑想」

とても神秘的な響き、印象があり、ヨガスクールに通うと決める前までは、通えるエリア内にあるお寺での座禅会に参加してみようかな?なんて考えた事がありました。

きっかけは毎朝の散歩の際に訪れる神社。
神社内に小さな広場があり、そこの幾つかのベンチが置かれています。

ある日、ベンチに腰掛け、目を閉じて静かに座ってみると、とても心地よい気分になりました。
それから神社へ行った際はベンチに座り、短時間ですが、目を閉じてゆっくりする時間を持つようになりました。

このときは瞑想の取り組み方など全く知らなかったので、鼻から息を吸って口から出すというデタラメな瞑想でした。
でも、そんなデタラメな瞑想でも気持ちが良かったんですよねぇ。

スクールに通い始めて約1ヶ月後、ようやく瞑想クラスに参加する機会を得ました。

スクールで開催されている瞑想クラスは月の最終週に1度だけ開かれるので、そのタイミングを逃してしまうと翌月の最終週まで待たなければなりませんので、スケジュールを調整する必要がありました(汗)

瞑想クラスと言っても1時間15分のクラスの大半はヨガのポーズを取る練習です。
ラスト20分間で瞑想をする内容になってます。

参加前、75分間も瞑想出来るか?と勝手に不安に思っていたのですが、20分と聞いて少し安心しました。

と言うのも、神社で自己流瞑想してみると、数分間何も考えず、目を瞑っているって結構大変なものだと実感していたからなのです。

クラスが始まり、インストラクターから瞑想に関する話、進め方に関する説明があります。

季節や気温などにより、取るポーズは変わるそうです。
クラス内で取るポーズは私が参加している初心者向けクラスとほぼ同じで、初心者の私にも取り組み易い内容です。

45分間ほど様々なポーズを取ったあとは、仰向けになって寝る状態で取るシャヴァアーサナを10分ほど。
これがまた気持ち良い!

その後、起き上がり座禅を組んでいよいよ瞑想に入ります。

目を瞑り、まずは呼吸を一定にして、しばらくそのペースで進めた後に呼吸を深めます。
気持ちや精神が落ち着いたら閉じた目線を鼻先に向けるイメージで更に精神を安定、深めるようにします。

ここまでは比較的簡単なのですが、その後は様々な事が頭に浮かんできます。
仕事のこと、人間関係のこと、人によっては抱えている様々な問題。。。。

な~んだ、全然集中してないじゃん!と思われるかも知れませんが、インストラクター曰く、それで構わないのだそうだ。

人間の脳はそもそもそういう造りになっているし、いきなり無の境地に達するなんて、よほどの天才でもない限り無理でしょう。

初めての取り組みではありましたが、姿勢を維持、呼吸ペースも変わらず座禅を組めていました。
少しずつですが気持ちのブレもなくなってきました。

身体が少し慣れてきたかな?と思った辺りのことです。
身体がグクッとなり、前のめりに倒れそうになりました。

一瞬の事なのでとても驚きましたが、そのまま倒れ込むよような事はなく、姿勢を戻し、瞑想を続けました。

しかし、気を失うような感覚。
貧血などで倒れる経験をした事がない私には比較するような症状がなく、ちょっと怖さを感じてしまいました。

知らなかっただけで、身体に問題を抱えているのではないか・・・?
そんな不安な思いが身体を被い、「早く20分経過しないかな~、経過してくれ」なんて気持ちが大きくなっていきました。

そんな気持ちに支配されると時間の経過が遅く感じられるようになり、最後の数分間はやや苦痛を感じる展開になってしまいました。

私の身体は大丈夫なのか?
問題がないとしても瞑想に向いてないのではないか?
瞑想って怖い・・・・

そんな事を考えていたら20分が経過。

インストラクターの指導に従い、目を開けて瞑想状態から普通の状態に戻ってきました。

「やっと終わった・・・良かった」

私にとって初めての瞑想体験はこんな感想と共に終わったのです。

つづく

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です