柔軟性 

こんにちは。

今日もヨガスクールへ行き、2つのクラスに参加。

1つ目のクラスでは股関節の使い方を重点的に学ぶ。

生まれつき。。。なのかどうかは分からないけど、物心ついた頃、小学1、2年の頃には自分の身体の硬さを自覚していたように思う。

前屈しても手の指が地面に届かない。
座って足を開いての前屈でも腰が曲がらず、指先が足の爪先からはほど遠い位置で
留まっている。
周囲を見回してみても、こんなに身体の硬い同級生は見当たらなかった。

ヨガでは絶対的な条件ではないものの、柔軟性が求められるポーズがたくさんある。

今日学んだ座位でのポーズの幾つかは、私にとっては大きな課題となっているものであった。

座って両足を伸ばし、90度位の幅に足を広げる。
その足幅のまま上体を床に近づけていくのだが。。。。曲がらない。

腰から曲げてしまう、と言うかそれしか身体を曲げる方法しか思い浮かばない、身体が記憶していないので、いつも同じような体勢で身体を前に進める事が出来ない。

あまりの身体の硬さにインストラクターが助け船を出してくれた。

無理に足を伸ばさず、膝を曲げ、まずは座骨で立つことを優先させてみて下さい。
爪先は両外側にダラリと下げず、踵を支点にして床を押し、爪先を天井へ向ける。
そうすることにより、座骨が立ち、足の付け根の関節が曲がりやすくなる。

のだそうだ。

彼女の指導のまま、膝を曲げ、座骨で立つ。
踵で床を押し、爪先を天井へ向ける。
その後、足の付け根から身体を折るようにして上体を床に近づけてみる。

しかし。。。。すぐに足が外側を向いてしまい、膝から下がプルプルと震え出す。

同じように身体を使う座位のポーズを幾つか教えてもらったのだが、今日は全く動けなかった、ポーズが取れなかった。
正に惨敗。

とは言え、精神的なショックなどは受けることもなく、プルプルしている自分の足を見て笑ってしまう心の余裕はあった。

でも、克服していきた課題ではある。

クラスの後、インストラクターさんの元へ行き、座位ポーズについて幾つか質問をした。

男性は骨格の作りの問題もあり、両足先が外側を向いてしまう傾向が強い。
女性に比べると身体の硬い男性が多い。

その為、座位を習得するのに苦労する傾向が強いそうだ。

でも、出来ない事ではない。

ではどうすれば良いのか?
どうアプローチすれば良いのか?

クラスで受けた説明の重複になってしまうが、腰骨を立てることを最優先。
なので、腰骨が立つ体勢になるまで膝を曲げてしまって構わない。
腰骨が立つことにより、足の付け根の関節が折れるようになるので、その体勢を維持しながら足の付け根から上体を床に近づけてみる。

身体がその動きに慣れてきたら、徐々に足を伸ばすことに意識を集中していく。
それには反復練習とそれにかける時間が必要。

説明通りには全く動けていない現状ではあるが、膝を曲げ、爪先を天井へ向け、踵で地面を押しながら足の付け根から上体を曲げてみると、そうしなかった場合と比べ、いくらか上体が曲がるような感覚はある。

練習練習、反復練習。

練習という字を見る、言葉を聞くと苦手な事を克服しなければならない!なんて感覚に囚われがちだが、それに執着し過ぎない事が大切だし、反復をしている間は楽しくて仕方がない。

今晩、明日に上体が驚くほど曲がるようになることはないだろう。
でも、毎日少しずつ反復することで、少しずつだけど、身体がその動きを覚えていくのだはないか?

そして今よりももっと上手に座位のポーズが取れるようになったら、どんなに楽しいか?
もっともっとヨガが楽しくなっているに違いない。
そう確信が持てるのだ。

曲がっても曲がらなくても。
出来ても出来なくても、とにかく楽しい。
心から楽しめる。

私にとってヨガはそんな存在だ。

変に熟れず、変にルーティーン化せず。
常に変化していく。
変わっていく身体を楽しむ。
変わっていく身体と共に自分の考えや生き方、価値観も変わる。

ヨガ。
本当に楽しい。
ヨガに出会えて本当に良かった。

心からそう思う。